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*質美のつみ木で過ごす夏の一日。

週末、丹波は質美へ小旅行へ行ってきました。
質美で家具を製作している「つみ木」のご夫婦に会いに、そして頼んでいた額を受け取りに。

朝から出て、お昼前に約2時間の山道ドライブを終えて美山に到着。
待ち合わせの道の駅で、全員水着で集合(笑)。
まずは川遊びへ。ここは由良川の上流にあたり、美しい清流のながれる集落。
穴場の川遊びスポットへ案内して頂きました。

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あまりに透明度が高い清流。息をのむほど綺麗。
こどもたちはきゃー!と入った瞬間飛び上がる。冷たい。しかも相当に!
川遊びには慣れているうちのこどもたちですが、今回は完敗・・・笑
結局一番楽しんでたのはつみ木の看板娘、バーニーズのフルールだけでしたとさ。
とはいえ、綺麗な緑の中、美しい水のせせらぎに癒される時間。
 
雨が降り出したので一路質美へ。
質美へは美山より車で30分ほど。
どんどん雨雲を追い越して、質美へ着く頃にはすっかりかんかん照りの青空の下。

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コンビニ、スーパーも何もないただただ一昔前の田園風景が広がり、四方を山々に囲まれてわずか30軒ほどの民家が点在する小さな集落。
トトロが出てきそうな森や、ちいさくて苔むした石橋や、木造のバスの停留所。
まるでタイムスリップしたかのように静かで、普遍的な匂いのする村。

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築80年の古い民家を自分たちの手で4年かけて少しずつ手を入れながら暮らしているお二人。
おばあちゃんの家に遊びにきたような、懐かしい匂いのするおうちでした。

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今年から始めたんです、見に行きます?と彼らの田んぼまで案内してもらいながらゆるりゆるりと皆で散歩。
フルールは後ろをちらりと見ながら「ついておいで」とばかりに先頭を切って道案内。
こども達がその後につづき、川縁の草をむしりながら歩く。
西日は強いはずなのに、田んぼを吹き抜けるひんやりと涼やかな風で不思議と汗をかかない。

時間はゆっくりゆっくり流れてゆく。
工房を見せてもらったり、つみ木の家具に囲まれた空間でいろんな話をする。

お二人と出逢ってまだ一年も経たない。
そのことに気づくと「ああ、そうだっけ」と少しびっくりする。
お二人が昨年の晩秋、店に初めて入ってこられた時に、ふわっと店の空気が変わったのと、
それに思わずはっとしたことを今でもよくよく憶えている。
何かが静かに共鳴するような、そんな感覚だったと思う。

大輔さん、亜紀さん、そしてフルール。
そこに感じる安心感と、話す言葉や、二人の生活を取り囲むものたちに目をやると、好きなところがぎゅっとつかまれるような感覚。

二人は本当に良い顔で笑う。
あんな風に笑う人を久しぶりに見たなあ、と会う度いつもそう思う。

頼んでいたチェリーのフレームはまぎれもなく完璧でした。
質美で彼らと日々を共にしているつみ木の家具もまた、どれもとてつもなくしっくりときていて、その空間にすんなりととけ込む生活の色をしていました。
それがあまりに素敵で、いい風景だったなあ。
 

夜は料理上手の亜紀さんに教えてもらいながら皆で打ったお蕎麦を食べ、野菜を七輪で焼いて、揚げ餅や揚げ茄子、棒棒鶏サラダをたっぷりご馳走になって、またもやいろんなおしゃべり。

すっかり質美が群青の夜に包まれた頃、すっかり寝入ってしまったこども達を車に抱きかかえて、二人と一匹にさよならを。
真っ暗な夜道を、小さなライトを照らしながら車を走らせる。
いろんなことを思い出し、いろんなことに気づいて、いろんなことを考えさせられる。
そういう人達に出逢えたこと、繋がれることを嬉しく思う。

また近いうちに。静かで温かな質美へ行きたいな。二人と一匹の笑顔に会いに。
 
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日々を愉しむ。

その昔、郊外の住宅地で人々に多く愛された小さなショップを営んでいた夫婦のブログ

暮らしにまつわるつれづれ。



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