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*叔母に焼くケーキ。

いろんな想いがあって、保育園の間は習い事を極力させないことにしていました。
保育園だけで充分たくさんのことを学んでいるし、何よりももっと大切なことがあると言う想いがあったので、子供達にもできるだけ、習い事というものを考えさせないようにしてきました。

そんなわけで、春になっても特に新しく何かを、とは考えていなかったのだけれど。

そんなとき、父の姉である叔母からの誘いがありました。

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私の叔母は書家。

全国の有数の展覧会で選をとったり、お店やギャラリーに展示する書を書いたりしていて、お教室も長くやっています。

美しい字、丁寧な字を書く、という作業はそれだけでその人の内面を映し出すように思えます。
特に知性という部分に至っては、字が反映されることがとても多い。

私自身長く書道をやっていましたけれど、やはり筆を持つ時は少し姿勢を正したくなります。

字を書き始めて、これからますます多くの字に出会ってゆく娘達。
今から美しく書く為の練習をするのは大切なことかも、と思い、叔母の誘いをありがたくうけることに。

始めて数回、娘達はピアノより好き、という位驚くほどのハマりようです。笑
そういう類いの習い事ではないと思っていたのだけど(少なくとも私にとっては・笑)、いや、わからないものですね。

お教室に入ったら、先生に向かい、正座して三つ指たてて「よろしくお願いします」とご挨拶。
これは帰る時も同じ。
古風ながらも、作法を重んじる叔母らしい教室のお約束で、私にはとても素敵に映りました。

先生の見本を見ながら、丁寧に書く。
これって、内省に近いものなのかなあ。と、思います。無心になれる、ということなのかも。

そんな叔母が昨日63回目の誕生日でした。

偶然焼いていった栗の渋皮煮を入れたパウンドが思いがけないバースデープレゼントになったと、とっても喜んでくれました。食事の後に3切も食べちゃったわよとメールをくれました。

私と同い年の娘を持つ叔母。
歳を追うごとに、ふとした表情や、口をついて出る言葉が、懐かしい祖母にやはりとても似ています。

娘達が叔母から字を習う日が来るなんて、祖母も天国でびっくり笑っていることでしょう。

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日々を愉しむ。

その昔、郊外の住宅地で人々に多く愛された小さなショップを営んでいた夫婦のブログ

暮らしにまつわるつれづれ。



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