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*おくりもの。

沖縄から帰った日に、ポストをのぞくとたくさんのDMやらに紛れて、
荷物が届いていたことを知らせる一件の不在通知。

septへ通ってくれた一人のお客様からでした。

P1000844.JPG

届いたのは沖縄に出発した翌日。もう5日も経ってる!と慌てて郵便局へ電話。
その日の夜、荷物を届けてくれました。

お手紙と一緒に入っていたのは・・・。
オランダのアンティークファブリックで作られたタブリエ、ロングのタブリエ、
そして、ふたつのかわいい巾着ポーチ。

とても裁縫がお好きでということは聞いていて、最後にお店の什器をひとつ、
ファブリックを整理する棚にと購入していかれたほど。

「ミハルさんはお料理が好きだからタブリエを。」とのこと。
コーヘイくんにはロングタイプ、そして二人の娘たちへの巾着には
「小学校へ行ったら使ってね」とメッセージを添えてくださっていました。

私たち二人、そしてseptへの想いを綴ってくださったお手紙を何度も何度も読み返し、ずっとそのタブリエを眺めていました。
ハンドメイドとは思えないほど、丁寧にきれいに仕上げられていて、すごく可愛い。
何よりも、お仕事、家事、育児とお忙しい中でミシンを踏んで、私たちの為に作ってくださった気持ち。

娘たちは大喜びですぐさまお手紙を書き始めました。
いろんな想いが渦巻いて、思わず涙してしまいました。

店が終わって早1ヶ月。

お店をしていたのがもう遠い昔のことのように思えるほど、私もコーヘイくんも
新しい毎日をどう過ごしてゆくかということで、頭も心もいっぱいな日々。
後ろを振り返ることなど、自分たちでも驚くほど、ありませんでした。

けれど、sept(CHIME)というひとつの店を続けてきた中で、たくさんの人からもらった多くの温かな感謝や幸せな気持ちは、時々そっと心の宝箱を開けて、見つめたり抱きしめたりしたいなあと思ったのでした。

それはきっと私たち二人のこれからの人生にとって、とてつもなく大きな支えとなるのだろうなあと。
その方からの贈り物は、そんな想いも私の中に届けてくれたのでした。


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日々を愉しむ。

その昔、郊外の住宅地で人々に多く愛された小さなショップを営んでいた夫婦のブログ

暮らしにまつわるつれづれ。



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